2009年7月、芝浦工業大学の教育・研究向けシステムの大規模な刷新にあたり
「Dell PowerEdge M905」「Dell PowerEdge M1000e」の採用が決まりました。
<芝浦工業大学 豊洲キャンパス>
2008年12月の48台に続き、今回2009年7月に96台のブレードサーバ「Dell PowerEdge M905」が、
エンクロージャ「Dell PowerEdge M1000e」とともに豊洲(東京都江東区)、大宮(埼玉県さいたま市)
の両キャンパスへ納入されました。
10月1日には本格稼動が予定され、コンピュータ実習や専門の科学技術計算など、学生たちの
教育・研究に活用されます。
芝浦工業大学は、日本有数の工科大学として優れた技術者を育成するため、その教育、研究を支える
PC端末約2,000台をはじめ、充実したコンピュータ環境を設えています。
昨秋以降の厳しい経営環境のもと設備投資を控える大学が多い中、芝浦工業大学はシステムを常に
新しく保つため、その更新を約3年ごとに積極的に行っています。
今回の導入の大きな決め手となったのは、科学技術計算に必要な広いメモリ空間を確保できる点や
メモリの拡張性です。システム全体で384プロセッサ(1536コア)、約6.9Tバイトメモリという
大規模なサーバ環境を、デルのサーバで統一し実現します。
「Dell PowerEdge M905」は、フルハイト4ソケットサーバとして24のDIMMスロット
を装備しており、最大192GBの大容量のメモリを搭載することが可能です。また、今回の事例のように
DIMMスロットが多い利点を活かし、より安価なメモリ(たとえば4GB)をより多く搭載することにより、
コストを抑えながら必要なメモリパフォーマンスを確保することも可能です。
<Dell PoweEdge M905> <Dell PoweEdge M1000e>
加えて、今までの導入・運用実績を通して、ダウンタイムの削減や運用負担の軽減が高く評価
されました。
芝浦工業大学では2000年初めより、UNIXサーバも含め各社のサーバが採用されてきましたが、
その中でデル製サーバの圧倒的な故障率の低さが認められ、今回のシステム刷新において、
ご指定をいただきました。
また、デルはそのサポート体制においても、同大学との間に強い信頼関係を築いてきました。
学内でのシステムトラブルは多くの学生、研究者を巻き込むため、システム管理者にとって
大きな懸念材料ですが、デルでは、万が一サーバに故障があった際には、問題の原因となったパーツを
迅速に交換するため、管理者の手を極力煩わせることなく、またマシンのダウンタイムも削減します。
学内のIT環境の構築・運用を担う学術情報センター事務部長の山﨑達朗様は「デルの場合、
テクニカルサポートで切り分けを行ってもらい、障害原因を特定後に交換パーツとエンジニアを
すぐに派遣してくれる。そのスピーディーなプロセスを評価した」とお話されています。
このようにデルでは一貫して、標準技術を用いた製品による「Simplify IT」を提唱するとともに、
そのサポートにおいてもシンプルで標準化された体制を築いています。
デルはこれからも各種教育機関への優れた製品のご提案、確実で信頼できるサポートの提供を通し、
研究・教育活動への貢献を行ってまいります。