川崎幸病院がデルのブレードサーバで仮想化環境を構築
～管理アプライアンスDell™ KACE™ K1000でクライアントPCを一元管理～
デル株式会社は、本日、社会医療法人財団 石心会 川崎幸病院（以下、川崎幸病院、所在地：神奈川県川崎市）にデルのソリューションが採用され、新システムの本格稼働を今年6月から開始したと発表しました。デルのブレードサーバを導入して仮想化環境を構築するとともに、Dell™ KACE™ 1000の導入により、クライアントPCの一元管理を始めました。システムを柔軟かつ迅速に拡大・展開でき、IT資産の一元管理が可能となることで、医療現場にさらに質の高いサービス提供が可能となり、医療サービスの向上に貢献します。
川崎幸病院は救急医療機能の更なる強化と、川崎大動脈センター、脳血管センター、心臓病センター、消化器病センター、放射線治療センター、泌尿器レーザー治療センターを核に、集中治療室や高度ケア室、高度医療機器の拡充など、高度医療の提供に向けた環境整備を進めています。薬剤システム、放射線治療システム、看護支援システムなど18の部門システムが稼働し、電子カルテだけでなく医療画像も共有するなどIT活用に積極的に取り組んできました。
システムの拡張に伴い、川崎幸病院では以下のような課題を抱えていました。
- サーバ台数の増加による運用負荷の増加
- サーバルームの設置スペースが手狭になる
- サーバ増加による電源容量不足
- クライアントPCのIT資産状況を完全に把握できていない
川崎幸病院では、仮想化環境にシステムを集約することで、省スペースおよび省電力でのシステム運用が可能となりました。具体的には、ブレードエンクロージャDell™ PowerEdge™ M1000eとサーバDell™ PowerEdge™ M610で仮想サーバ環境を構築しました。ブレードサーバは省電力性に優れ、設置スペースもとりません。また事業継続を視野に入れ、冗長性を持たせたシステム構成としています。デルのサーバは最先端の標準化技術を取り入れつつも、コスト効率に優れている点が評価されました。
クライアントPCの運用管理には、Dell™ KACE™ K1000が選択されました。Dell KACEは企業のシステム管理ニーズに応える多彩な機能を搭載しています。「デバイス検出とインベントリ」「バッチ管理」「資産管理」「電源管理」「ソフトウエア配布」「リモートコントロール」などがあります。手作業により3日かかっていたクライアントPCのソフトウエアのインストール作業が、リモートから瞬時に可能となりました。設定変更もリモートから行えるため、サポート業務の効率化が図れます。また導入設定が容易であることから、迅速なシステム移行が可能となりました。
今後、川崎幸病院は、ストレージ仮想化やクラウドコンピューティングの活用に取り組んでいく予定です。地域医療連携を実現するために、カルテ情報などを医療機関で共有するためにクラウドコンピューティングが核となると考え、デルのサポートに期待が寄せられています。
今回導入されたシステム構成
– Dell™ PowerEdge™ M1000e x 1台 （仮想サーバ環境用ブレードエンクロージャ）
– Dell™ PowerEdge™ M610 x 4台 （部門アプリケーションサーバ）
– Dell™ PowerVault™ MD3200i x 1台 （共有ストレージ）
– Dell KACE K1000 x 1台 （システム管理）
– Dell™ OptiPlex™ 390 x 400台 （クライアントPC）
– Dell™ Vostro™ 3550 x 145台 （クライアントノートPC）
*記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。
■川崎幸病院の導入事例は下記よりご覧いただけます
http://content.dell.com/jp/ja/corp/d/corporate~case-studies~ja/Documents~2012-saiwaihp-jp.pdf.aspx
■その他の事例につきましては以下をご参照ください
http://content.dell.com/jp/ja/corp/viewall/our-story-case-studies.aspx
■Dell PowerEdgeシリーズにつきましては、以下をご参照ください
http://www.dell.com/jp/enterprise/p/servers?~ck=anav
■Dell KACEにつきましては、以下ご参照ください
http://www.dell.com/jp/business/p/client-systems-management?~ck=bt
