デル、「オープン・スタンダード・クラウド・アソシエーション」(OSCA™)を設立

 

デル、「オープン・スタンダード・クラウド・アソシエーション」(OSCA™)を設立

~クラウドインフラ構築で協業、オープンで標準化されたクラウド環境の普及を促進~

デル株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:郡 信一郎)は本日、オープンで標準化されたクラウド環境の普及促進のため、「オープン・スタンダード・クラウド・アソシエーション(OSCA™)」を設立します。ITベンダー、ソリューションプロバイダ、オープンソース関連グループなど各パートナーとの協業関係を強化し、OSCA™として検証作業、技術支援ならびにマーケティング活動に取り組んでいきます。現在、インテル株式会社をはじめ13のメンバーが確定しています。初代の会長はデル株式会社の町田栄作が務めます。

企業システムのクラウド環境への移行が進む中、柔軟な拡張性と高パフォーマンスを備え、より効率的でコスト効果が高く、かつ省電力のITインフラ環境が求められています。これらの要望に応え、OSCA™はメンバー間の緊密な協力により、オープンソースや標準化された技術によるクラウド環境の迅速かつ容易な構築・導入ならびに効率的な運用・管理を支援します。

OSCA™の活動とその意義

OSCA™ではCPU、ハードウェア、アプリケーションからOpenStackをはじめとするオープンソース技術まで、クラウドサービス基盤の構築に必要な各要素の動作検証ならびに技術支援を実施します。またハイブリッドクラウド移行に不可欠な既存システムとクラウド環境との相互運用性についても検証していきます。

検証結果はベストプラクティスとして、ホワイトペーパ、セミナー、OSCA™のウェブサイトなどを通じて広く公開していきます。ベストプラクティスの蓄積と公開により、ユーザー企業は短期間で安定したクラウド環境の導入、運用・管理の効率化、コスト削減を実現できます。

さらに「OSCA™検証センター」を、本日からデル東日本支社内(東京都港区)に開設します。新製品や正式ローンチ前の製品などを対象とし、オープンソースや仮想化技術などの最新ソリューションの機能ならびに動作検証を実施していきます。

 

OSCA™は、今後もオープン環境におけるクラウド市場の活性化に向けて、信頼性の高いサービスやソリューション、インフラの提供に取り組んでいきます。

 


 

OSCA参加メンバー(2012214日現在)

インテル株式会社

ヴイエムウェア株式会社

株式会社NTTデータ

エンタープライズDB株式会社

オープンソース・ソリューション・テクノロジ株式会社

Cloudera, Inc.

新日鉄ソリューションズ株式会社

日本マイクロソフト株式会社

株式会社日立ソリューションズ

Rackspace

レッドハット株式会社

WIDEプロジェクト

(五十音順、敬称略)

*Intel、インテル、Intel Xeon 、Intelロゴは、米国およびその他の国におけるIntel Corporationの商標です。

*記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。

■本件に関する報道関係の方の問い合わせ先:

デル株式会社 広報本部 二宮 護・川中 良之

電話: 044-520-6794/6283(直通)

E-mail:mamoru_ninomiya@dell.com / yoshiyuki_kawanaka@dell.com

デル株式会社 広報代理店

フォーカスト・コミュニケーションズ株式会社 担当:水本・多賀

電話:03-5157-0033 FAX:03-5157-0031 email: dell_pr_japan@focused.co.jp 

<添付資料1>

会員からのエンドースメント

 

インテル株式会社は、「オープン・スタンダード・クラウド・アソシエーション(OSCA™)」の設立を歓迎します。「OSCA™検証センター」には、柔軟な拡張性と高パフォーマンスを実現する最新のインテル® Xeon® プロセッサー・ファミリー搭載サーバが設置されます。インテルは、会員企業と協力し、最新ソリューションの機能ならびに動作検証を通し、オープンで標準化されたクラウド環境の実現と普及促進に向け支援してまいります。

インテル株式会社

取締役副社長 宗像 義恵

 

 

ヴイエムウェア株式会社は、デル株式会社(以下デル)による「オープン・スタンダード・クラウド・アソシエーション(OSCA™)」の設立を歓迎します。デルとヴイエムウェアは、長期にわたり国内の仮想化・クラウドコンピューティング基盤の構築に注力しており、現在、多くのお客様にご利用頂いております。ヴイエムウェアは、これらの実績と経験に基づいた製品、テクノロジー、そしてノウハウをOSCA™内に積極的に提供し、お客様および、会員企業様にクラウドソリューション導入の支援をしてまいります。

ヴイエムウェア株式会社

パートナービジネス本部長 中村 共喜

 

 

株式会社NTTデータはOSCA™の設立を心より歓迎いたします。当社では、OpenStack・CrowbarなどのOSS技術が、お客様へのより価値の高いサービス提供にとって重要な要素となると考えております。当社のOSSソリューションとの相互運用性検証などを通じ、OSCA™の活動が新たな付加価値の共創に結びつくことを期待しています。

株式会社NTTデータ

基盤システム事業本部 技術戦略推進室長 吉田 佐智男

 

 

エンタープライズDBは、OSCA™の設立を歓迎いたします。柔軟な拡張性に対応したクラウドインフラには、適切なデータベースの選択が重要と考えています。エンタープライズDBは、OSCA™でのPostgres Plusシリーズの検証作業・技術支援を通じて、お客様への価値あるベスト・プラクティス ソリューションを提供してまいります。

エンタープライズDB株式会社

代表取締役社長 藤田 祐治

オープンソース・ソリューション・テクノロジ株式会社はOSCA™の設立を心より歓迎いたします。当社はシングルサインオンを提供する製品OpenAMや統合認証、統合ID管理を実現する製品を、オープンソース技術を使って提供しています。今後クラウドやオンプレミス、ハイブリッドクラウドなどの混在環境でのシングルサインオン環境が求められており、安価で高信頼、高機能のオープンソース・ソリューションを提供していきます。

オープンソース・ソリューション・テクノロジ株式会社

代表取締役 小田切 耕司

 

 

新日鉄ソリューションズ株式会社はOSCA™の設立を心より歓迎いたします。OSCA™の活動成果はお客様のクラウド適用範囲を拡大することにつながり、TCOをより一層低減させることに貢献するものと確信しております。当社はその成果を当社のクラウドソリューションである「absonne(アブソンヌ)」に還元し、企業の基幹業務でも安心してご利用頂けるクラウド環境を追求していくことで、お客様の戦略的なIT投資を促進し、企業価値向上に寄与してまいる所存です。

新日鉄ソリューションズ株式会社

ITインフラソリューション事業本部 ITエンジニアリング事業部長 北沢 聖

 

 

日本マイクロソフトは、OSCA™の設立を歓迎します。弊社はクラウド構築のためのツールを提供するベンダーであると同時にクラウドサービスプロバイダーであるというユニークな立場を活かし、OSCA™の活動を通じてクラウドの普及拡大と利用技術の啓蒙を進めていきたいと思います。

日本マイクロソフト株式会社

サーバープラットフォームビジネス本部 業務執行役員 本部長 梅田 成二

株式会社日立ソリューションズはOSCA™の設立を歓迎し賛同いたします。当社では、本活動を通し、株式会社日立製作所の統合システム運用管理「JP1」を活用した自社のソリューションやクラウド関連ソリューションによる柔軟な拡張性を追求したクラウドインフラの提供をさらに推進できるようになると考えております。OSCA™の活動と密接な連携を図りながら、オープンで標準化されたクラウド環境の普及を推進してまいります。

株式会社日立ソリューションズ

営業統括本部 パートナー営業本部 本部長 森下 優

 

 

オープンスタックコミュニティはミッションとして、OpenStackなどのオープンソース・テクノロジーを利用し、誰にでも安全で生産性の高い高性能なクラウドソリューションをより経済的に世の中で提供できるよう、開発や標準化に向けた普及および人材育成などの活動を続けています。そういった活動の上で、この度オープン・スタンダード・クラウド・アソシエーション(OSCA™)の設立に伴い、OpenStackが基盤技術の一つとして選ばれたことはとてもありがたいことであり、また心から歓迎の意を表したいと思います。今後も日本OpenStackユーザー会をはじめ、オープンスタックコミュニティもOSCA™とのコラボレーションを通しオープン環境におけるクラウド市場への活性化に向け、さらなる信頼性の高いクラウドソリューションの提供に取り組んでいけることをとても楽しみにしています。

Rackspace OpenStack Community Development Director (アジア地区代表)

大雅 康示

 

 

企業を含むすべての社会インフラがクラウド基盤の利用を進めています。クラウドビジネスの成長は、さらなる成長と進化を実現するために、相互接続と協調・連携動作を実現するためのオープン化が進められなければなりません。そのためには、先進技術と中立的で建設的な議論が、技術とビジネスの両面で行われなければなりません。WIDEプロジェクトは、OSCA™の活動趣旨に賛同しWIDE-Cloudでの活動をもとに、OSCAの活動が世界の範たるに資するよう積極的な参画をいたします。

WIDEプロジェクト

代表 江崎 浩

 


 

<添付資料2

OSCA™(オープン・スタンダード・クラウド・アソシエーション)概要

設立日

2012年2月14日

ウェブサイト

http://www.dell-osca.jp

事務局

デル株式会社

電話

03-5510-4080

E-mail

info@dell-osca.jp

技術分科会

 

 

ハイパースケール・データセンターソリューション

–         OpenStackのベストプラクティス

–         ビックデータを扱うベストプラクティス

–         データベースのパフォーマンス効率

クラウド運用管理の効率化

–         IT資源の自動スケーリング

–         仮想環境での作業効率を改善

クラウドの相互運用

–         シームレスなプライベート/パブリッククラウドの連携

ロゴ

目的

 

  • 効率的でセキュアなコスト効果の高い、オープンで標準化されたクラウド環境の提言
  • 柔軟な拡張性と省電力を追求したクラウドインフラの提供
  • 共同検証やサービス開発による技術の向上
  • 動作確認のとれたベストプラクティス・ソリューションの提供
  • クラウド関連ビジネスの活性化

主な活動

 

  • 共同検証
  • サービス開発
  • 啓蒙活動(検証事例の公開、セミナーなど)
  • マーケティング支援など

OSCA™検証

センター

所在地:デル東日本支社ソリューションセンター内

検証環境:仮想化OS(Hyper-V, VMware, KVM)

About the Author: Dell Technologies