デル、仮想マシンとして、サーバ「PowerEdge R905」、ストレージ「Dell EqualLogic PS6000」を名古屋大学キャンパス情報管理システム向けに納入

2010年3月、名古屋大学(愛知県名古屋市)における、サーバ・ストレージの仮想化を含めた
新しいキャンパス内情報システムインフラ構築にあたり、デルのAMD Opteron™プロセッサー搭載
ラックサーバ「Dell PowerEdge R905」およびiSCSIストレージ「Dell EqualLogic PS6000」が納入
されました。


本システムは3月より本稼動し、名古屋大学の管理用仮想化サーバシステムとして運用され、他システム
との結合が予定されています。

   <名古屋大学 IB 電子情報館>



名古屋大学では、各学部や研究室ごとにサーバを増やしていく従来のシステム運営を行っていたため、
キャンパス内のサーバ台数が1,000台以上に膨れ上がり、その維持管理にかかる人的・金銭的コスト
の削減が課題となっていました。また、各研究室での実験が集中するときなど、必要となるリソースは
常に一定ではなく、より柔軟なシステムが要求されています。


今回の仮想化システムの導入により、学内ITリソースの有効活用、及び維持管理費を含めたTOCの削減が
可能となります。

                 <Dell PowerEdge R905>                                         <Dell EqualLogic PS6000>



仮想化環境の構築には、CPUのコア数、搭載可能なメモリ容量、メモリスロット数が重要となりますが、


「Dell PowerEdge R905」は、AMD Opteronプロセッサー搭載、4Uでラックマウント可能な
4ソケットサーバとして、最大6コア、最大256GBのメモリを搭載することが可能であり、仮想化環境に
最適です。


EqualLogic の導入により、サーバを止めてもVMWareの動作に影響せず、管理性・拡張性が向上します。
またEqualLogicに標準搭載されているシン・プロビジョニングによりディスクの効率的な使用ができます。
iSCSIは、ローカル環境においても高いパフォーマンスを発揮しGigabitの帯域を使い切るため、
満足できる性能を実現します。



<導入システム>


名古屋大学ではオープンなポリシーのもと、長期的な取り組みとして、大学内クラウドシステムの構築を
積極的に進めようとしています。そして将来的には、オンデマンドでITサービスを、必要な時に、
必要な分だけ各研究室に、さらには外部に提供できるような大学内クラウドシステムの構築を考えています。


今回その取り掛かりとなるシステムの構築にあたり、デルのサーバ、ストレージが採用された理由の
一つには、世界レベルで業界・技術トレンドを考えているデルの製品を導入することにより、将来を見据えた、
無駄のない効率的な投資を行いたいという大学側の意図が反映されています。


従来国立大学のネットワークインフラの多くは、最先端、高コストで使いこなすのが難しい機器が導入される
傾向がありました。デルはオープンで標準技術に基づいた製品・サービスを提供することにより、
適正で効率的なコスト削減と、教員、職員、学生の皆様が管理しやすく、かつ信頼性の高いシステムの
構築を実現していきます。

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