省スペースで高いパフォーマンスを実現した「Dell PowerEdge R815」 HPC環境や仮想化環境に最適

今回は2010年4月1日に発表した、PowerEdgeシリーズの新製品の中から、唯一のAMD製プロセッサー搭載モデルとなる「Dell PowerEdge R815」についてご紹介しましょう(5月中旬発売予定)。このモデルは、AMDが3月29日に発表した最新のプロセッサー、Opteron 6100番台を4ソケット搭載可能です。メモリは32のDIMMスロットを備え、最大512GBまで搭載可能です。

現行機種(R805)と比較した場合、新機種では48倍の集約率を実現


最大の特長は、12コアを備えるOpteron 6100番台を4つ搭載可能としながら、2Uサイズのラックマウントモデルであるところです。4ソケットと言えば、4U以上の大型サーバを思い浮かべる方が多いと思いますが、デルは省スペースで高いパフォーマンスを実現しました。より多くのCPUコアを必要とするHPC環境、あるいは仮想化環境に最適なモデルといえます。


さらには、AMDモデルの特徴として、高いコストパフォーマンスが挙げられます。


AMDの発表で注目されたのが「4ソケット対応CPU製品に対する、価格プレミアが導入を妨げていた」ということです(いわゆる「4P Tax」です)。今回これが取り払われたため、R815では4ソケットを満載にしても、驚くほど低価格になっているのです。コスト削減が一層重視される昨今ですから、なるべくコストを抑えて4ソケットのパフォーマンスと、豊富なメモリを活用したい方にとっては、十分検討の余地があるのではないでしょうか。


最後に、もうひとつだけ。


今回のR815からは、他のPowerEdgeシリーズ同様、外観が第11世代モデルのデザインに統一されました。デザイン性に優れるだけでなく、高いメンテナンス性を誇っており、その効率性は私自身も検証機の納入時などに実感しています。新しく生まれ変わった、AMD製プロセッサー搭載のPowerEdgeシリーズの皮切りとなるR815を是非ご検討ください。


デルは、今後もOpen(標準技術)、Capable(十分な能力)、Affordable(購入しやすい)な製品を日本市場に投入していきます。

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