Dell EMC、オープンなモダン データセンター向け100GbEファブリックスイッチ「Dell EMC Networking Z9264F-ON」を発表

2018年8月22日
デル株式会社
EMCジャパン株式会社

 

Dell EMC、オープンなモダン データセンター向け

100GbEファブリックスイッチ「Dell EMC Networking Z9264F-ON」を発表

前世代の2倍の容量を提供する新しいZシリーズ ファブリック スイッチが
エンタープライズ/サービス プロバイダ環境のITトランスフォーメーションを加速

 

ニュースの概要 

  • 2倍の容量を誇る固定フォームファクタの新しいファブリック スイッチ「Z9264F-ON」が、プライベート/パブリック/通信クラウド環境への100GbEの普及を加速
  • Dell EMC、Big Switch Networks社、Cumulus Networks社のサポートおよび「高い相乗効果」をもたらすVMware NSXとのソリューションによってオープン ネットワーキング イニシアチブの発展を促進
  • オープンソース ソフトウェア パッケージ、Linux Foundation OPX、OCP SONiCとのハードウェア統合オプションを通じて、オープンソース コミュニティを強力に支援

2018822

デル株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:平手智行、URL:http://www.dell.co.jp/ )と、EMCジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:大塚 俊彦、URL:http://japan.emc.com/ )(以下Dell EMC)は、新しいZシリーズ100GbEファブリック スイッチ「Dell EMC Networking Z9264F-ON(以下、Z9264F-ON)」を発表しました。容量が2倍になった「Z9264F-ON」は、モダンエンタープライズ/サービス プロバイダ データセンターのための、完全なオープン ソリューションセットを提供します。

Broadcom社の6.4 Tb/sイーサネット スイッチング シリコンStrataXGS® Tomahawk® IIを基盤にした新しいプラットフォームは、ハイパフォーマンスなデータセンター スパイン(幹型)やファブリック アプリケーション向けの目的特化型プラットフォームとして、データセンター ラック間の超高速ネットワーク接続を提供します。コンパクトな2RUのフォームファクタで64の100GbEポートを提供する最新の「Z9264F-ON」は、大規模でコストがかさむ既存のシャーシ スイッチング システムを切り替えると同時に40GbEから100GbEへの移行を進めたい企業に最適なソリューションを提供します。

ITオペレーションとサービスの提供において、データセンターはこれまでと変わることなくその基盤を提供しています。オンプレミスやホスティング、クラウドなどの環境に関係なく、データセンターへの投資は右肩上がりで推移しています。すべての環境において、データセンター内、データセンターのラック間、データセンター間、エッジ、最終的にはエンドユーザーまで、接続性を提供する上でネットワークは最も重要な役割を果たします。これに仮想化テクノロジーと自動化テクノロジーを組み合わせることでデータセンターのアーキテクチャは根本から変化し、設備の多層構造がなくなる一方でコンピューティング コンポーネントとストレージ コンポーネント間の連携が加速します。これは、ハイパーコンバージド環境からハイパースケール環境まで、幅広い環境全体を通じて確かなことです。

アーキテクチャのシフトは、ネットワーク ハードウェア/ソフトウェアの選定と購入に関する判断を自ら行いたいという、企業やサービス プロバイダの購買担当者のニーズの高まりにも合致します。Dell EMCはこのようなレベルのテクノロジーの分離を「オープン ネットワーキング」と呼んでいます。ネットワーク ソフトウェアのオプションと能力が飛躍的に高まる中で、オープン ネットワーキングはソフトウェア デファインド ネットワーク(SDN)へのシフトの中心となっています。この新しい消費モデルをサポートする新しい「Z9264F-ON」は、市場/オープンソース両方を含め、競合製品よりも多くのソフトウェアの選択肢を提供し、より大きなイノベーション、より高いコスト削減効果、そして最終的により優れた管理性をもたらします。

オープン ネットワーキングと100GbE 妥協のない選択とパフォーマンス

Dell EMCは2014年に業界の現状を打破すべく、基盤となるハードウェアとソフトウェアを分離するオープン ネットワーキングのビジョンを打ち出しました。以来、Dell EMCはこのビジョンに沿った形で製品ライン全体の変革を進め、データセンターからエッジまで、規模の大小に関係なくすべての顧客に最大限の選択肢と機能を提供しています。「Z9264F-ON」は最先端のシリコンにまでオープン ネットワーキングを広げ、100GbEの高密度な展開およびデータセンター全体の高速化を実現します。

「Z9264F-ON」と同等の密度を提供する競合製品は「クローズド」コンフィグレーションのみをサポートしているため、利用できるのはそのサプライヤーのソフトウェアだけに限定されます。したがって選択肢も限られますが、何よりも重要なのはこれによって能力が限定されるということです。オープン ネットワーキングはこのような制限を取り払い、重要な機能と価値を最大限に引き出します。

「Z9264F-ON」とDell EMCまたはパートナーのソフトウェアを組み合わせることで、優れた柔軟性と能力を備えた物理ネットワーク インフラストラクチャを構築することができます。モダン データセンターでは、物理ネットワークと仮想ネットワークを統合することで仮想マシン(VM)とコンテナをつなぎ、ソフトウェア デファインド データセンターを形成します。Dell EMCはこれを実現するためにVMwareとパートナーを組み、「高い相乗効果」をもたらすソリューションを提供することで、コストとオペレーションを合理化します。

オープンソースと100GbE コミュニティの普及と開発を促進

さまざまな開発者コミュニティやネットワーク オペレータのサポートによる数多くのオープンソース プロジェクトによって、オープンソース ネットワーキング テクノロジーは急速に成熟しつつあります。これらの新しいソフトウェアでは、当然ながらその基盤にオープンなハードウェア プラットフォームが求められます。「Z9264F」はそうした要求に対して完璧なソリューションを提供します。「Z9264F-ON」によって、導入企業はDell EMCの「OS10 Open Edition」パッケージを実行できます。「OS10 Open Edition」はLinux FoundationのOpenSwitchソフトウェアを基盤にしていますが、オプションとしてOpen Compute ProjectからダウンロードできるOpenSwitchやSONiCの無償バージョンを利用することも可能です。これによって、従来とはまったく異なる新しい機能とコミュニティのセットを実現し、継続的なイノベーションとコラボレーションを推進することが可能になります。

価格と提供について

■価格(税別):6,643,100円~
■提供開始時期:8月31日~
■提供について:デル、EMCジャパンおよび両社のビジネスパートナーから提供します。
■製品写真:「Dell EMC Networking Z9264F-ON」:https://www.dellemc.com/content/dam/uwaem/production-design-assets/jp/news/photo-library/z9264f-angle-view.jpg

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■デル株式会社について

デルは世界市場トップレベルのシェアを誇るエンドツーエンドのソリューション・プロバイダー、Dell Inc.の日本法人です。 総合 IT ソリューション事業 – パソコン・モバイル端末から基幹システムやクラウドの導入支援、セキュリティサービスに至るまで包括的な IT ソリューションを提供。http://www.dell.co.jp/

EMCジャパン株式会社について

EMCジャパンは、情報インフラの卓越したテクノロジーとソリューションの提供を通して、日本のお客様の情報インフラの課題解決をご支援し、あらゆる規模のお客様のビジネスの継続と成長、さらにビジネス価値の創造に貢献致します。 http://japan.emc.com/

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