デル・テクノロジーズ、デジタル変革の進捗状況に関する グローバル調査結果の最新版を発表 世界的なパンデミックによりデジタル トランスフォーメーションが加速

当資料は、2020年10月13日に米国で発表されたプレスリリースの抄訳版です。

米国リリース原文:https://corporate.delltechnologies.com/en-us/newsroom/announcements/detailpage.press-releases~usa~2020~10~20201013-global-pandemic-accelerates-digital-transformation-according-to-latest-study.htm#/filter-on/Country:en-us

2020年10月19日

デル・テクノロジーズ株式会社

 

デル・テクノロジーズ、デジタル変革の進捗状況に関する

グローバル調査結果の最新版を発表

世界的なパンデミックによりデジタル トランスフォーメーションが加速

ニュースの概要

  • デジタルトランスフォーメーション(以下、DX)は、ビジネスの回復に欠かせない要因とあらためて認識
  • 世界の企業の80%が、2020年に、いくつかのDXプログラムを加速化
  • DXの阻害要因トップ3 - データ プライバシーおよびサイバー セキュリティーに対する不安、予算およびリソース不足、データからインサイトを引き出すことの難しさ

20201013日、テキサス州ラウンドロック発

デル・テクノロジーズは、2年ごとに実施しているデジタル変革の進捗に関するグローバル調査「Digital Transformation Index(デジタル トランスフォーメーション インデックス、以下 DT Index)」の最新結果から、企業がDXプログラムをさらに加速させ、これまでは数年要していたことも、数カ月で実行できるレベルにすでに達する勢いにあるという結果を発表しました。また、新型コロナウイルスの世界的なパンデミック状況下で、世界中の企業がテクノロジー環境を革新するプログラムを加速させている実態が明らかになりました。

パンデミックの影響による企業の行動に関する初の世界的な調査の1つとなる2020年の「DT Index」では、10社中8社が2020年に、いくつかのDXプログラムを加速させており、79%の企業がビジネス モデルの見直しを行っていることが分かりました。

「DT Index」は、世界各国の企業のDXの状態とパフォーマンスを表すグローバル ベンチマーク(世界指標)を提供する調査レポートです。本調査は、世界18カ国の大規模・中規模企業のビジネス リーダー4,300人を対象に実施されました。

新たなデジタル トランスフォーメーション曲線

今回の調査結果では、2016年と2018年の調査以来、デジタルの観点で最も成熟している企業を意味する「デジタル リーダー(Digital Leaders)」の数値が初めて増加していることが示されました。「デジタル リーダー」に次いで、成熟度が高い「デジタル導入企業(Digital Adopters)」は、2018年の23%から16%増えて、39%となっています。

また、今回の調査では、デジタルの成熟度が最も低い「デジタル後進企業(Digital Laggards)」が6%と若干の減少を示し、成熟度が下から2番目の「デジタル フォロワー(Digital Followers)」は、17%の減少となっています。これらの企業は、「デジタル導入企業」および「デジタル評価企業(Digital Evaluators)」にステップアップしていて、両グループとも前回調査から増加しています。

デル・テクノロジーズの会長兼CEO(最高経営責任者) マイケル デル(Michael Dell)は次のように述べています。「今後の世界が徐々に見えてきた今、DXを加速させている企業は、私たちの目の前で明らかになりつつある『データの時代』の成功に向けた態勢を整えていると言えるでしょう」。

 

  

トランスフォーメーションの阻害要因

新型コロナウイルスのパンデミックは、世界的なDX加速の一因であると考えられますが、継続的なトランスフォーメーションの取り組みは、決して容易ではありません。今回の調査において、94%の企業が、トランスフォーメーションにおいて課題に直面していると回答しています。DXの成功における阻害要因のトップ3は、以下のとおりです。

  1. データ プライバシーおよびサイバー セキュリティーに関する不安(2016年の第5位から上昇)
  2. 予算およびリソース不足 (2016年は第1位、2018年は第2位)
  3. データからインサイトを引き出すことができない/データのオーバーロード(2016年から8ランク上昇)

 

不確実な世界における行動

新型コロナウイルスのパンデミック前における企業の投資対象は、新たに登場したテクノロジーではなく、基盤となるテクノロジーに大きく集中していました。この破壊的な状況の結果、89%という大多数の企業が、不測の事態に対応できる、より俊敏性と拡張性に優れたITインフラストラクチャーの必要性を認識しています。今回の「DT Index」における、今後1~3年間の上位IT投資対象は以下のとおりです。

  1. サイバー セキュリティー
  2. データ管理ツール
  3. 5Gインフラストラクチャー
  4. プライバシー ソフトウェア
  5. マルチ クラウド環境

新たに出現しているテクノロジーの重要性を認識した上で、さまざまなことを学んだり問題を解決したりするために、AR(拡張現実)の利用が増えるとした回答者は82%、破壊的な事象の可能性を予測するためにAI(人工知能)およびデータモデルを活用するだろうと考えている回答者は85%、またブロックチェーンのような分散型台帳によりギグエコノミー(インターネットを通じた単発・短期の働き方と経済環境)が広がると予測している回答者は78%となっています。このような結果が出ているにも関わらず、今後1~3年間にVR(仮想現実)/ARへの投資を予定しているとした回答者の割合は16%にすぎず、AIへの投資を考えている割合は32%にとどまり、分散型台帳への投資を計画している割合は、わずか15%となっています。

調査結果の完全版は以下のURLよりご覧ください。

https://DellTechnologies.com/DTIndex

 

調査手法

2020年7月~8月、デル・テクノロジーズとの協業に基づき、独立調査企業のVanson Bourne社は世界18カ国の大規模・中規模企業のビジネス リーダー4,300人を対象に調査を実施し、企業のトランスフォーメーション状態を示すグローバル ベンチマークを明らかにしました。同社は、調査対象企業のIT戦略、ワークフォース トランスフォーメーション イニシアチブ、またデジタル ビジネスが有するコア属性に対するパフォーマンスを検証することで、各社のデジタル ビジネスへの取り組みを分類しました。「Digital Transformation Index」は、今回で3回目となります(初回は2016年、2回目は2018年に実施)。

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■デル・テクノロジーズについて

デル・テクノロジーズ(NYSE:DELL)は、企業や人々がデジタルの未来を築き、仕事や生活の仕方を変革することを支援します。同社は、データ時代に向けて、業界で最も包括的かつ革新的なテクノロジーとサービスのポートフォリオをお客様に提供しています。

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