デル、高性能かつIT管理者の負担を大幅に軽減する新世代Dell™ PowerEdge™ サーバ出荷開始

デル、高性能かつIT管理者の負担を大幅に軽減する新世代Dell™ PowerEdge™ サーバ出荷開始

デル株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:郡 信一郎)は、本日、インテル® Xeon® プロセッサー E5 ファミリーを搭載した第12世代の「Dell PowerEdge サーバ」6機種を発表します。ラックマウント型サーバ「PowerEdge R720」「PowerEdge R720xd」「PowerEdge R620」、ブレードサーバ「PowerEdge M620」、タワー型サーバ「PowerEdge T620」は本日出荷開始、マイクロサーバ「PowerEdge C6220」は3月末に発売します。前世代より機能を強化し、性能を大幅に改善して、使い勝手を向上しています。また最新技術を搭載したサーバをいち早く市場に投入することで、お客様の効率的かつ迅速なビジネス展開を支援します。さらに第12世代PowerEdgeサーバは、デルのストレージならびにネットワーク機器とシームレスに連携して、新たなイノベーションをお客様にもたらします。

昨今、データ量の増加、クラウドコンピューティングの普及に伴う運用管理、エネルギーの効率化など、企業は様々な課題を抱えています。新世代Dell PowerEdgeサーバは、全世界17か国、日本のお客様も含め7,700社を超える企業顧客の声を反映し、スペースあたりの性能向上および高集積化、多様な環境に適合する柔軟性ならびに、運用効率を向上しています。第12世代となるDell PowerEdgeサーバは、仮想化、VDI(仮想デスクトップインフラストラクチャ)、クラウドコンピューティング、ビッグデータ、運用管理の効率化、HPCなどにさらに適合するため機能強化を図っています。

ビッグデータ時代に対応した高集積化と高速化

  • DIMMスロットを最大24本(768GB)搭載。さらにGPUをサーバに内蔵可能とすることで、演算処理が高速化され、HPCに最適です。
  • HDD(ハードディスクドライブ)も前世代の2倍から4倍の数を搭載し、クラウド事業者で利用されている分散ファイルシステム環境に適合、Hadoopなどに代表される大規模データ分析もスムーズに実行できます。
  • 標準SSDをRAIDキャッシュ化する新機能「CacheCadeデータアクセラレータ」を標準搭載することで、I/Oの高速化を実現。データベースやVDI(仮想デスクトップインフラストラクチャ)で性能を発揮します。
  • PCIeスロットにSSDを直結する新ドライブ「Dell Express Flash」を提供*。フロントアクセス型のホットプラグ対応で、可用性にも優れています。標準SSDの約3倍のパフォーマンスを発揮します。データベース用途に向いているためインターネット企業が求める機能となっています。

* Dell™ PowerEdge™ R720, M620, T620に搭載

 

運用管理を容易にする機能・設定

  • サーバのリモート管理とライフサイクル管理を行う組み込み型システム管理機能を強化。第12世代PowerEdgeサーバに搭載されたiDRAC (Integrated Dell Remote Access Controller) 7 with Lifecycle Controllerによってさらに迅速かつ自動化・簡素化されたシステム管理が実現し、サーバの導入、更新、監視、メンテナンスなどライフサイクル管理全般に関わるIT管理者の作業時間を削減します。また、デル製品で初めて「エージェントフリー」型のシステム管理を提供。OSやハイパーバイザーに依存することなく、サーバハードウェアの包括的な監視を行うことができ、リモートからの完全なアウトオブバンド管理を実現します。
  • パーツおよびマザーボード交換時の自動再設定機能を標準搭載。設定情報やファームウェアバージョンがiDRAC7 EnterpriseコントローラおよびFlash SDカードにバックアップされているため、パーツ交換後、IT管理者の設定作業なしで、自動的に正常稼動時の環境に復元されます。データセンターやクラウド事業者に最適です。
  • 全サーバにQRコードを貼付し、スマートフォンからサーバのセットアップ情報やメンテナンス方法のビデオ・ウィザード・ライブラリにアクセスできる「クイック・リソース・ロケーター」を搭載。
  • セレクト・ネットワーク・アダプタ機能を搭載。新たにオンボードNIC(ネットワークカード)がモジュラー化されたため、オンボードで搭載するネットワークカードを、複数のベンダー、コネクタ、テクノロジー、帯域(1GbE、10GbE、10GbE CNA)から要件に合わせて選択できます。オンボードで柔軟な構成が可能になり、拡張用PCIe Gen3スロットの無駄遣いを防止します。また、導入後のリプレースも可能なため、ネットワーク計画に基づいた、将来的な帯域の拡張に有効です。

エネルギーの効率化

  •  第12世代のメインストリームサーバ製品で80PLUS プラチナ認定94%高効率の共通電源モジュールを搭載可能。5種類の電源容量から用途に合わせて選択が可能となり、より適切な電力管理につながります。また、「Rapid On」ホットスペア機能に対応しており、冗長電源構成の場合に一方の電源モジュールにワークロードを集中させて変換効率の高い運転を実現し、障害時にはミリ秒レベルでフェールオーバーするという高効率かつ可用性の高い電源環境を実現します。
  •  業界標準に準拠した、きめ細かい電力管理。第12世代PowerEdgeサーバでは、インテル® チップセットに統合された電力管理機能「インテル® インテリジェント・パワー・ノード・マネージャー」に対応。また管理コンソールとして、Dell OpenManage Power Centerを無償提供。データセンターに設置されたサーバ消費電力の一元管理を実現します。
  •  また従来のサーバ単位だけでなく、サーバグループ、ラックグループ、データセンターグループなどグループ毎の監視およびスケジューリング設定や電源キャッピングポリシーの設定が可能。さらに過去実績データに基づく、サーバ電力供給の優先順位付け機能や電力消費量に基づく課金機能など、より効率的かつ効果的な電力管理が可能となりました。
  •  全機種がデルの外気冷却活用ソリューション「Fresh Air」に対応し、年間稼働時間の1%相当(約90時間)で最高摂氏45度での安定稼働が保証されています。外気冷却データセンターに限らず、通常のデータセンター、コンピュータルームにおいても室温を上げた運用が可能となり、消費電力の削減に貢献します。

製品画像: 第12世代 Dell PowerEdge シリーズ

 各製品の特長

Dell PowerEdge R720:2ソケット2Uラックサーバ

デュアルRAIDコントローラのサポートにより、データウェアハウス、E コマース、VDI、データベース、HPCなどのワークロードに速やかに対応。

仕様の詳細はこちら:http://www.dell.com/jp/business/p/poweredge-r720/pd

出荷開始日:2012年3月7日

最小構成価格:298,200円~

*表記の価格は、消費税および配送料を含む最小構成価格です。

Dell PowerEdge R720xd:2ソケット2Uラックサーバ

超高密度の内蔵ストレージを備え、大量のデータ処理を伴う業務に最適なパフォーマンスを実現。ホットプラグ対応のファン、ディスク、および電源装置など、RAS機能(信頼性、可用性、保守性)が強化されているため、卓越したパフォーマンスと確かな信頼性を実現。

仕様の詳細はこちら:http://www.dell.com/jp/business/p/poweredge-r720xd/pd

出荷開始日:2012年3月7日

最小構成価格:395,850円~

*表記の価格は、消費税および配送料を含む最小構成価格です。

Dell PowerEdge R620:2 ソケット1Uラックサーバ

優れた汎用プラットフォームとしてスペースに制約があるデータセンターに最適です。超高密度のメモリ(1Uフォームファクタで最大768GB)を搭載し、仮想化、HPCおよびワークグループコラボレーション用アプリケーションで性能を発揮。

仕様の詳細はこちら:http://www.dell.com/jp/business/p/poweredge-r620/pd

出荷開始日:2012年3月7日

最小構成価格:270,900円~

*表記の価格は、消費税および配送料を含む最小構成価格です。

Dell PowerEdge M620:2ソケットブレードサーバ

高性能、高密度、高い電力効率を実現。E メール、データベース、仮想環境などの負荷の高いワークロード向けに設計されています。M1000e ブレードエンクロージャの冗長電源、冷却、およびネットワーキングインフラストラクチャを利用しているため、導入と管理がきわめて容易。

仕様の詳細はこちら:http://www.dell.com/jp/business/p/poweredge-m620/pd

出荷開始日:2012年3月7日

最小構成価格:184,800円~

*表記の価格は、消費税および配送料を含む最小構成価格です。

Dell PowerEdge T620:2ソケットタワーサーバ

仮想化環境への高い適合性を備えています。データベース、Webサービス、CRM、デスクトップ仮想化、医療画像処理、およびセキュリティ管理などの業務に最適。

仕様の詳細はこちら:http://www.dell.com/jp/business/p/poweredge-T620/pd

出荷開始日:2012年3月7日

最小構成価格:219,450円~

*表記の価格は、消費税および配送料を含む最小構成価格です。

Dell PowerEdge C6220:2Uラックマウントのマイクロサーバ

出荷開始日:2012年3月末

最小構成価格:未定

*Intel、インテル、Intel Xeon 、Intelロゴは、米国およびその他の国におけるIntel Corporationの商標です。

*記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。

<添付資料>

エンドースメント(五十音順、敬称略)

  インテル株式会社は、インテル® Xeon® プロセッサー E5ファミリーを搭載した第12世代Dell PowerEdge サーバの発表を歓迎いたします。新しいDell PowerEdge サーバに搭載されるインテル® ノード・マネージャーの活用により、データセンターの効率化を最大にし、標準技術による高性能・高効率なクラウドコンピューティング環境の構築が容易になります。インテルは、オープンで標準ベースのクラウド環境実現に向け、革新をもたらすテクノロジーの展開とともに、デル様をはじめとする業界のリーダー企業と協力してまいります。

インテル株式会社 取締役副社長 宗像 義恵

我々が展開している国内No.1のブログサービス「アメーバ」を支える基盤は日々進化し、管理するサーバ台数も飛躍的に増えている状況です。第12世代のDell PowerEdgeサーバでは、iDRAC7によるエージェントレス管理、PowerCenterによる電力管理などシステム管理機能が大きく改善され、大規模環境でもシンプルに低コストで可視化が可能になると期待しています。今後のアジア、グローバルへのサービス基盤展開に向けて、ぜひ第12世代Dell PowerEdgeサーバを活用していければと考えています。

株式会社サイバーエージェント アメーバ事業部 プラットフォームディビジョン

インフラ統括 怡土 研也

新日鉄ソリューションズは、デルの第12世代 Dell PowerEdgeサーバの発表を歓迎します。I/Oの高速化など、多くの機能改善と性能向上が図られた第12世代 PowerEdgeサーバが、当社のエンタープライズ向けクラウド・アーキテクチャと結びつくことで、お客様はより利便性の高いサービスを享受できるものと期待しています。

新日鉄ソリューションズ株式会社 ITインフラソリューション事業本部 営業本部 営業企画部

部長 岡田 康裕

新しい第12世代のDell PowerEdgeサーバを利用した性能測定を実施したところ、期待どおりのパフォーマンス結果を得ました。

ソフトバンクテレコム株式会社 情報システム本部  システム基盤統括部  ITプラットフォーム部

部長代行  田辺 泰三

東京大学 生産技術研究所 革新的シミュレーション研究センターは、世界をリードする先端的シミュレーションソフトウェア開発と産業界への普及に向けた活動を行っています。ものづくりプロセスの質的・時間的なブレークスルーと革新的製品の早期創出の実現を目指し、3月に「次世代ものづくり分野研究支援計算機システム」を導入予定です。今回導入するシステムは、DELL PowerEdge R620サーバ 90ノードを中心としたクラスタシステムであり、CPU性能のみならずメモリCPU間の通信性能など様々な点でバランスが良いシステムとして、戦力となることを期待致しています。

東京大学 生産技術研究所 革新的シミュレーション研究センター長 加藤 千幸

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