デル、愛知県、三九朗病院に仮想化システムを納入

2010年3月、三九朗病院(愛知県豊田市)の電子カルテ向けシステムのハードウェア刷新にあたり、
デルのサーバ、ストレージが採用されました。ラック型サーバ「PowerEdge R610」
「PowerEdge R710」およびiSCSIストレージ「EqualLogic PS4000XV」から構成される本システムは
仮想化ソフトウェアとして「VMware vSphere4」 を搭載、仮想化環境で電子カルテ・アプリケーションを稼働します。

<構成機器>

・ESXサーバ Dell PowerEdge R610 × 2台

・バックアップサーバ Dell PowerEdge R710 × 1台

・IP-SANストレージ Dell EqualLogic PS4000XV × 1台

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三九朗病院では、質の高いリハビリテーション医療の提供と生活習慣病の予防を病院事業の
柱として、50年以上にわたり地域に密着した医療サービスを提供しています。今回、
電子カルテ用サーバのリプレイス時期を迎え、既存のアプリケーションをサポートできる
ハードウェアを必要としていました。また、140床の中規模病院である本院では、1人のIT担当者が
院内全体のITシステムを管理しているため、システムの管理性の向上や、担当者の負担軽減が
従来課題となっていました。

今回仮想化ソフトウェアとして搭載されたVMware は、既存OSを含むレガシー環境のサポートが
可能です。次期電子カルテ・アプリケーションへの更新時期までは、現在使用している
電子カルテ・アプリケーションを仮想サーバ上で引き続き使用することができ、状況に応じた段階的な
システムの切り替えが可能です。このようなリプレイスでは、事前の十分な検証が重要になりますが、
デルではレガシーアプリケーションの新しいハードウェア環境への移行に際し何度も検証を行い、
スムースなマイグレーションに注力しました。

また、iSCSIストレージである「EqualLogic PS4000XV」は仮想化との親和性が高く、水平な拡張や、
オンラインでのボリューム拡張が可能なため、例えば今後、地域で電子カルテ情報を共有するなど、
医療の地域連携を見据えた新たなアプリケーションの導入もより行いやすくなります。

PowerEdge R610 Server   PowerEdge R710 Rack Server EqualLogic PS4000 Storage

<Dell PowerEdge R610>     <Dell PowerEdge R710>     <Dell EqualLogic PS4000XV>

デルでは、IT向けリソースに限りのある中小の病院においても、コスト的・技術的に導入しやすく、
管理性や拡張性の高いシステムの提供により、医療現場におけるより効率的なIT投資をお手伝いします。
患者および医療従事者にとって快適なIT環境の実現を通し、質の高い地域医療に貢献します。

<三九朗病院について>

名称:  医療法人 三九会 三九朗病院

所在地: 愛知県豊田市小坂町

診療科目:リハビリテーション科、整形外科、内科、形成外科、糖尿病専門外来

病床数: 140床

職員数: 321名

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