NASA Center for Climate Simulation(NCCS)がデルのHPC技術により研究能力を強化

デルは、メリーランド州グリーンベルトのゴダード宇宙飛行センター内にある
NASA Center for Climate Simulation(NCCS)に、HPC環境向けに最適な新サーバ
「Dell PowerEdge C6100」を供給することになりました。今回の契約は、総額が510万ドル
におよぶ規模の大きなものです。NCCSは、NASAの気象・気候予測に関する研究能力の
強化を目的としてつくられたスーパーコンピューティング、仮想化、データ統合などの
各種技術を有する総合的な組織です。ゴダードセンターや米国内の他の地域のNCCSの
ユーザーは、これらのサーバを使って気候変動を調査および解明し、予測を行うための
シミュレーションモデリングとデータ分析を行います。


NASAの研究者は、前世代のサーバを大きく上回るDell PowerEdge C6100の
パフォーマンス改善と消費電力削減の恩恵を受けることとなり、パフォーマンスは69%、
エネルギー効率は47%向上することが予想されています。これらの新しいサーバによって
NCCSの演算能力は倍増され、1秒当たり300兆演算を上回ります。これによりNCCSの
ユーザーは地球モデルの解像度をさらに高め、大気中や海洋のより小規模な動きも
捉えられるようになります。NASAの地球宇宙科学ユーザーコミュニティのデータ分析能力
が強化されるということです。

Dell PowerEdge C6100はこの春に発売され、購入しやすい価格とオープンな技術により、
HPCの効率改善に取り組む大学や政府および民間の研究機関から支持を得ています。
このサーバが持つ、他には例を見ない密度と共有のインフラストラクチャーは、NCCSを
はじめとする研究機関でのシステム管理、設置スペース、および時間の面での節約を実現し、
そのリソースを新たなイノベーションに振り向けることを可能にします。またシステムの
インストールも簡素化され、研究者が最新のプロセッサーや新しく登場する技術をより迅速に
活用することができます。

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