2017年12月25日
デル株式会社
EMCジャパン株式会社
Dell EMC、ストレージとデータ管理の増加に悩む中堅企業のビジネスを
本格支援するパッケージソリューションを発表
事業形態および事業規模に応じたストレージ容量に沿ったソリューションを提供開始
2017年12月25日、東京発
デル株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:平手智行、以下デル、URL:http://www.dell.co.jp/ )と、EMCジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:大塚 俊彦、以下EMCジャパン、URL:http://japan.emc.com/ )は、ひとり情シスの問題を抱える中堅企業(従業員100名以上1,000名未満)むけに、「Dell EMC PowerEdge(パワーエッジ)」サーバと「Dell EMC IsilonSD Edge(アイシロンエスディ エッジ)」をパッケージ化したソリューションを提供することを発表しました。パッケージ化することで企業に最適なソリューションを最適な構成で迅速に導入し、複雑化するストレージとデータ管理の課題を解消することが可能になります。「Dell EMC Isilon」を中心としたデータ管理ソリューションは、今年に入り、中堅企業で多くの導入実績があり、さらにパートナーとともに本格的に中堅企業に提案できる体制が整ったことを受けて今回の発表に至りました。
デルの独自調査によると、国内の75%の中堅企業において、管理対象データが増加しています。一方、約30%の企業が「ひとり情シス」の体制による運用を強いられており、データ増加に伴う管理の複雑化やデータの処理速度低下が懸念されています。また、データ容量増加に伴うストレージ増設をすでに実施済みの企業はわずか28%で、データ量が増加するたびに、ストレージ(NAS)を追加し、管理データのサイロ化が進んでいる状況にあります。Dell EMCは、今回発表したソリューションにより、今後企業がストレージを拡張する際に、事業形態や事業規模により必要となるストレージ容量に応じて、低コストでかつ信頼性の高いストレージを提供することで、これらの課題を解消していきます。
「事業形態や事業規模により必要となるストレージ容量に応じたソリューションの提供」
Dell EMCは、業界特性として、特にデータ量の増加が著しいメディア、建設・建設コンサル、証券・金融などの業界の中堅企業層に対して、パートナーとともに大容量データの管理に最適な「Isilon」の多くの販売実績を作り、本格的に提案できる体制を整えました。今回、「Isilon」ストレージの優れたデータ管理機能を容易かつコスト効率の良い方法で導入可能なソフトウェア版Isilonの「IsilonSD Edge」と「PowerEdge」サーバをパッケージ化したソリューションを展開します。これにより、データ管理の自動化・シンプル化が実現し、先進的なIT基盤をスモールスタートで導入することが可能になります。
「Dell EMC PowerEdge VRTX」と「Dell EMC IsilonSD Edge」の組み合わせ
「PowerEdge VRTX(3Node)」にVMware vSphere環境で動作するソフトウェア デファインド ストレージである「IsilonSD Edge」を搭載し、最大36TBまで拡張可能とするミッドレンジスケールアウトNASを提供します。設置場所が限られている環境で、物理アプライアンスを大幅に削減しつつ、物理アプライアンスと同等のデータ保護・管理に必要な機能を提供します。また、「IsilonSD Edge」の有償ライセンスを組み合わせるパッケージにより、保守サポートを提供します。また、vSAN環境によるパッケージの展開も可能です。ソフトウェア版Isilonのもっとも大きな利点は、物理または仮想サーバ上で動作する他のアプリケーションとともに「PowerEdge」を使用できることです。
データ保護機能
・ SnapshotIQ:高速で効率的なデータ バックアップ/リカバリ
・ SyncIQ:災害復旧のための高速で柔軟な非同期レプリケーション
・ SmartConnect:ポリシーベースのロード バランシングとクライアント フェイルオーバー
・ SmartLock:ポリシーベースのWORMデータ保護
データ管理機能
・ SmartPools:ポリシーベースの自動階層化
・ CloudPools:クラウド対応の自動階層化
・ SmartDedupe:ディスク利用効率を最大化するデータの重複排除
・ SmartQuotas:クォータ管理とシン プロビジョニング
・ InsightIQ:ストレージ リソース管理用のパフォーマンス監視/レポート作成
データ量が増加し、管理が複雑化するストレージ環境に対して、容量と性能を全体最適で上げていくためには、容量・性能の限界点が高く、かつ管理工数を抑えたストレージが求められます。また、ストレージに求められる要件も拡大しており、映像/コンテンツ制作・映像配信からファイルサーバ・データ統合、AD連携、DR/BCP、バックアップ、アーカイブと多岐にわたっています。また、より多くの容量やパフォーマンスが必要な場合でも、サーバを追加してクラスターを増強することが可能です。さらに、リース切れなどに伴うストレージの旧機種から新機種へのデータ移行は、情シスの負荷を高め、ボリューム間の「データコピー」などの属人的な作業はミスを誘発しやすく、管理データの完全性が損なわれるなどのリスクも発生します。このような課題に対して、「Isilon」は、スケールアウト型の分散ファイルストレージのため、データ移行を不要とすることで(新機種を追加後もシングルボリュームを維持し、パスの変更も不要な状態で旧製品をオンラインで削除可能)、これまで中堅企業ユーザからも高い評価を得ています。
Dell EMCは、今後も先進のITソリューションを迅速かつ容易に、低コストで導入できる製品、サービスの提供により、企業のIT変革を支援していきます。
価格と提供について
■価格:個別見積もり
■提供開始時期:2018年1月
■提供について:デル、EMCジャパンおよび両社のビジネスパートナーから提供します。
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■デル株式会社について
デルは世界市場トップレベルのシェアを誇るエンドツーエンドのソリューション・プロバイダー、Dell Inc.の日本法人です。 総合 IT ソリューション事業 – パソコン・モバイル端末から基幹システムやクラウドの導入支援、セキュリティサービスに至るまで包括的な IT ソリューションを提供。http://www.dell.co.jp/
■EMCジャパン株式会社について
EMCジャパンは、情報インフラの卓越したテクノロジーとソリューションの提供を通して、日本のお客様の情報インフラの課題解決をご支援し、あらゆる規模のお客様のビジネスの継続と成長、さらにビジネス価値の創造に貢献致します。 http://japan.emc.com/
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