プレミアムアーツがVRコンテンツ制作向けにデルのワークステーションを導入

2017年8月4日

デル株式会社

 

プレミアムアーツがVRコンテンツ制作向けに

デルのワークステーションを導入

デル(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:平手智行、以下デル、URL:http://www.dell.co.jp/)は、株式会社プレミアムアーツ(本社:東京都港区、代表取締役社、社長:山路 和紀、以下プレミアムアーツ)が、ドローン用エミュレーターの開発用にコンパクトで革新的なデザインにパワフルなパフォーマンスを搭載したデルのワークステーション「Dell Precision Tower 5810」を15台導入したことを発表しました。

プレミアムアーツは、3D/2DグラフィックやAR(拡張現実)やVR(仮想現実)のコンテンツ開発・制作を中心に事業を展開しています。エンタテインメント向けのデジタルコンテンツを中心に事業を行ってきた同社は、産業向けのソリューションを手掛けるべく、AR/VRソリューション事業としてドローンの開発・販売を行う株式会社自立制御システム研究所と連携し、大型で重量があり、実機でのトレーニングを容易に行えないという問題を抱えていた産業用ドローンのオペレーター育成を目的としたエミュレーターの開発を開始しました。

エミュレーターの開発には、ドローンを実際に操縦しているかのように高精細でリアルな地形や風景を表現するVRの制作が必要となり、これにはコンピューターの処理能力をフル活用することが求められます。このため、一般的なPCでは動作が安定せず、企業向けの3DCGやCADに対応するワークステーションが必要でした。最先端の製品を組み込み、安定して処理が行えるワークステーションを提供していること、負荷のかかる作業でも頑丈で壊れにくく、メンテナンス性が高いことから、15台の「Dell Precision Tower 5810」と4台の「Dell Precision Tower 3620」を導入することを決定しました。

VRコンテンツは、立体視を実現するために左右両目用の2つの3DCG画像を必要とし、通常の3DCG画像生成と比較して2倍の処理能力が要求されますが、15台の「Dell Precision Tower 5810」の導入によりVRコンテンツの制作もスムーズに行うことができるようになりました。これにより、制作物のクオリティが上がり、リアリティのある飛行体験ができるエミュレーターの開発を実現するだけでなく、納期が厳しい産業向けのソリューションでもスケジュール通りの制作が可能となりました。

また、3DCG画像の制作用には ISV認定済み、低コストのワークステーション「Dell Precision Tower 3620」を利用して機材の最適化を図り、長時間の使用でも安定した利用ができる環境を実現しています。さらに、ハードウェア性能の向上に合わせて制作工程を見直すことで1/10から1/20の原価率削減を実現しました。プレミアムアーツは、顧客への提供価格にこれらを反映させて高品質な製品を安く提供していくことでVR産業の底上げを目指しています。 

プレミアムアーツ代表取締役社長の山路和紀氏は、今後の展望について以下のように述べています。「これからも産業用ソリューションにフォーカスして高品質なコンテンツの制作を続け、デルとパートナーとして連携し、デルのハードウェアに我々のソリューションを一体化することなども視野にいれ、AR/VRの普及を進めていきたいと考えています。」

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参考情報

■デル株式会社について

デルは世界市場トップレベルのシェアを誇るエンドツーエンドのソリューション・プロバイダー、Dell Inc.の日本法人です。 総合 IT ソリューション事業 – パソコン・モバイル端末から基幹システムやクラウドの導入支援、セキュリティサービスに至るまで包括的な IT ソリューションを提供。http://www.dell.co.jp/ 

 

■DELL ロゴは、米国 Dell Inc. の商標または登録商標です。

■その他の社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。

■記載内容は、2017年8月4日時点のものです。

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